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作家買いしているので今回も購入。
読んでいた期間が年末年始を挟んでしまったので、ゆっくりめの読了になりました。
今回は対話型の形式。個人的にあまり読まない形式なので、違和感がありつつも読み進めました。
個人的感想・気付き
・この本は同著者が以前出版した「精神科医が見つけた3つの幸福」を、対談形式でわかりやすくまとめた本らしい。私も「3つの幸福」のほうは未読だったので、新鮮な気持ちで読めた。
・対談形式の本はなぜか内容が頭で整理しづらく、個人的には苦手な本という意識があったのだが、今回の本では、対談形式ならではの良さに気付くことができた。一般の人や私自身が疑問に思っていることを、質問者の方が質問してくれることで、「たしかにこんな疑問があるな」と再確認してから著者自身の解答を確認できる良さがあるな、と気付けた。これからは対談形式の本も毛嫌いせずに読んでいきたい。
・幸福に優先順位がある、という内容を読んで、目からウロコだった。健康第一という言葉なんかはわかりやすいが、どんなにドーパミン的幸福が十分でも、基礎になるような幸福が足りなければ、人間は幸福を感じられないのかもしれない(いくらお金があっても、入院している状態では幸福を感じにくいなど)。私が買い物などで埋めようとしても埋まらない「何か」は、もしかしたら健康や人との繋がりといった、基礎的な土台となる幸福が足りなかったからなのかもしれないと気付かされた。これからはもっと、自分の健康や人との繋がりを重視した生き方をしていく必要があるのかもしれない。
・「自己肯定感の高い人は存在しない」という項目が個人的にとても面白かった。自己肯定感は、あくまでも主観的で感覚的なものであり、その時々の「状態」にすぎないという著者の考え方は、世の中で一般的に使われている自己肯定感のイメージと全く違う考え方で、私にとっては驚きと納得が同居した複雑な気持ちになった。たしかに自己肯定感は流動的で、性格のように比較的変わらないものとは対象的な感覚だ。これに気付けなかった自分の先入観と著者の視点の広さに驚いた。
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