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私自身がメンタルクリニックで発達障害だと診断された(グレーゾーンか微妙なところ)ことをきっかけに、この本を読んでみることにした。
発達障害と診断されていなくても、生きづらさを感じている人には少し生き方のヒントになりそうなことがいくつか書かれている本だった。
個人的感想・気づき
・私は本を読む時に気になったところは蛍光マーカーで線を引きながら読むが、この本はとても蛍光マーカーだらけになって、後で見返したい部分や参考にしたい部分が多い本だった。具体的に例を挙げると「体力が低下している場合は何もできなくても、起きて座っているということだけでも、意味がある」と書かれていたり、実践ですぐ行動に移せそうなアドバイスも多かった。
・著者の他の著書でもよく具体的事例が登場するが、この本でも多く登場する。自分と同じ悩みを抱えている人が見つかると、「私も大変だと思っていいんだ」と思って自分の感じ方を許せたり、問題解決の糸口が見つかったりして、こちらも非常に参考になる。
・私はASD傾向があると診断されていて、自分自身もその自覚はあったのだが、本文に「自立するということは、その人自身のルールや基準を手に入れることである」とあって、私自身のルールもあるが、同居する母にもルールがあり、お互いに譲れない部分が多くて対立してしまうことがあるのだと感じた。私は発達特性上「その時にどうするか決める、いわゆる臨機応変が苦手」で、できるだけ予定を組もうとしてしまうのだが、それが度を越すと他人を傷付けてしまうので、自分が混乱しない程度に「その時に決める」ということも慣れていきたい。
・私の人生は良い時と悪い時で波が激しいほうだと思われるし、気分のアップダウンも激しかったりするのだが、それもなぜなのか解説してくれているような文があって面白かった。よく調子が良いからと動きすぎて体調を崩すこともあるが、それも「好調だと感じるときほど、やりすぎに注意する」と書かれていて、「やはりな」と納得してしまった。
・とにかく読んでいて「わかるわかる」と「参考になるな」が多かった本なので、自分が発達障害なのではと感じている人や、病院でグレーゾーンと言われた人は一度読んでみてもらいたい。考え方や生活上の工夫など非常にわかりやすいアドバイスばかりなので。
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