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もちぎさんについては旧Twitter時代にTLでお見かけはしていたものの、著書はほぼ初読みでした。
個人的には「壮絶な人生を生き抜いてきた人」というイメージだったので、そのメンタルには学ぶことが多いかと思い、購入してみました。
結論から言うと、答えを出さないことの強さを感じました。
個人的感想・気付き
・本のタイトルからしてインパクトが大。タイトル買いしたようなもの。私自身も、つらいとなかなか人に言えなくて、笑いながら話すから真に受けてもらえなかったり、相談することが無駄に思えてずっと内に秘めてきたタイプだった。この本はそんな人でも「それでもいい」「相談してもいいし、しなくてもいい」「人それぞれなんだよ」ということを、コミック&エッセイで伝えてくれているように感じた。
・何箇所か読んでいて涙か出る箇所があったが、第9話の例は特に胸にくるものがあった。「つらいって言うことがどれだけ難しくて、それを言えることがどれだけ恵まれていたことなのか」というセリフは理解できるところが大きくて切なかった。「相手は相談聞くよと言ってくれていても、本当に相談していいのか。相手の負担になるのでは?大したことないって笑われるのでは?やっぱり相談しなければよかったと、後悔するのでは?」そんな思いばかりが頭を駆け巡って、何も言えなくなる。このコミックのクマさんは、その思いが溢れて泣いちゃったのだと思う。私も泣くことしかできないだろうから、つらさがわかる。それに対して真摯に向き合ってくれた親友もすごいと思うし、「君がどんな選択をしてどんな後悔やモヤモヤを抱えようとも、そのたびにまた私がそのつらさを聞くから、つらくても前に進めそう?」というセリフには、驚きを通り越して感心してしまった。私もそんなことが言えるような人間になりたいと思ったし、目指していこうと思う。
・つらさの度合いが千差万別なように、つらさに対してどう向き合っていくかも、人それぞれでいいのだということを感じた。気持ちに正解なんてなくて、その人が感じているその気持ちがすべて正解なんだと思う。そんなことを感じ取った本だった。
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