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「ストレス脳」などでもおなじみの著者の本です。
新書サイズの本は持ち運びに便利なので助かりますね。
以下恒例の5分で読める感想です。
個人的感想・気付き
・最初に本を開いた時に読むであろう「日本の読者の皆さんへ」を読まずに購入したので、買ってから知ったが、以前出版された同著者の「ストレス脳」を10代向けに再構築したのが、この「メンタル脳」だったらしい。「アンデシュ・ハンセンさんの新刊だー!」と喜び勇んで即購入だったので、後で知った(笑) すでに「ストレス脳」を読了済みだったので復習の形にはなるが、「メンタル脳」も読んでみた。
・章ごとに内容がわかれているが、必ず章の最後に「この章のポイント」が載っているので、そちらをチラ見して興味のある章から読んでも面白く読めるのではないかと思う。全体を通して読んでみても、読者の人たちに寄り添ってくれている文体の印象で、一貫して「あなたのメンタルが不調なのは、けっしてあなたが悪いのではないし、いくらでも調子を取り戻すことはできるから、あまり自分を追い込まないでね」というメッセージ性を感じた。
・脳はすべてを理解しているようで理解できていない。実際には他の感覚器が送ってくれた信号を頼りに「きっとこういうことだろう」とまとめているだけで、それが全て正しいわけではない。今の世の中で蜘蛛は命の危険が少ない生き物だけど、異常なくらいビックリして飛び退いてしまうことや、本当なら命の危険がある車が近づいても怖いと感じられないのは、脳の進化が現代の環境に追いついていないからとも言える。
・私たち人間も、根本的には「生き延びて子孫を残すこと」を目的に生かされているようなものだと考えれば、意外と納得ができる感情も多いのではないかと思う。人間も生き物であることに変わりはないので、それが良い悪いは別として、本能的に感じてしまう感情や本能的にとってしまう行動もあるなぁと思い返すことができた。
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