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現在、私は母と同居している。
ふたりきりでコロナの外出自粛もあったりして、お互い接触している時間が長くなった。
そんな中で少し「しんどいな」と感じることがあったので、本屋で見つけたこの本を読んでみることにした。
個人的感想・気付き
・「母の愛情も大切さも理解してはいるけれど、なんだかしんどい、時々うざったく感じてしまう」ような人には、ピッタリな本だと思う。逆に「母親との関係がこじれすぎて連絡も取っていない、軽い絶縁状態」にあるような人にはオススメできない本。
・母親からある程度愛されてきた自覚がある私にとっては、読んでいてところどころで涙が出てしまいそうになった。「母に愛されてきたのだな。今ももう中年になるのに、まだ母は私のことを大切に思ってくれている」と思える母の言動が思い起こされて、母親のありがたみを感じた。
・自分は生物学上女だが、もし自分に子供ができたりした場合でも、こんなに愛情深い生き物になれるのだろうかと、疑問も感じた。
・子供である自分自身が大人になっても、母親は子供に何かあったら手を貸したいとどこかで思っている存在なので、子供である自分の気持ちも言語化しつつ、母親に助けてもらいたいところは素直にお願いするのが正解なのかも。
・日本人の言語の主語が「世間は」「普通は」になりがちになっているのは、たしかに怖いと感じた。私が以前から抱いていた言葉の違和感はこれだとわかった。「私はこう思う」ではなく、「普通はこう思う」というニュアンスで表現する日本語は、その価値観を他人に押し付けがち。私自身も気を付けてはいるものの、つい使ってしまうことが結構ある。母と子という立場に関係無く、あくまでも「私はこう思う」と表現するとか、相手の気持ちを一度受け入れる心持ちは大切にしたい。最近流行った論破は、自己満足に過ぎない。
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