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私は買い物依存症の自覚があります。特に強いストレスがかかると症状が酷く出てしまう時があって、時々後悔します。

依存というとそういった「怖いもの」という印象が強いと思うと同時に、「何も依存しないで生きていくのは無理なのでは?」という思いもありました。

この本は、「そんな気持ちに一定の基準をくれるのでは」と感じた本です。

個人的感想・気付き

・依存というと一律に「悪いもの」というイメージが強いが、やはり依存という言葉のイメージが悪いだけで、人間は何かに支えられたり何かを支えたりして生きていく生き物になのだなぁと感じた。

・著者が「いい依存」「ダメ依存」「依存症(病気)」と分けて説明をしてくれたおかげで、依存にもグラデーションがあって、一概に「これへの悪い依存だ」とか「これへの依存は無害な依存だ」とは言えないことも理解できた気がする。依存の仕方によっては、同じ対象に依存したりしても「いい依存関係」になったり「ダメ依存の関係」になったりする、線引きの難しい行為だということもわかった。

「依存のしやすさは幼少期のドーパミン量に左右されやすい」という項目を読んで、他の本でも幼少期の重要性を説明している本も多いので、改めて幼少期の体験は成人してからも大きな影響があるなと考えさせられた。「自己評価や自己肯定感が低い人は、ひとつハンデがあるような状態なのでは?」とも感じられて、毎回こういう内容を目にすると少しだけつらくもなる。

・コラム「生きていくうえで、何とともに生きるかと考える」は、著者が「心には器がある」と例えてくれていたり、それに何を入れるかをビー玉やガラスの破片で例えてくれていて、著者の繊細な例えに感動した。とても優しい気持ちになれるので、このコラムだけを読んでも十分得られるものが大きいと思う。

・本文に「人間の好奇心は生き残るために必要な手段を増やしたいという欲求から生まれている」という一文があった。私は好奇心が旺盛なほうだと自覚しているが、生きるのに苦労してきたからか、生きづらさをずっと感じていたからか、もしかしたら本能的に「どうしたらこんな状況でも生き残れるか」を模索してきた結果なのかもしれないと思ったら、「私も本当は生き残りたいのかも」と思えて発見があった。

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桜かぴばら

桜とカピバラを愛する豆腐メンタルな存在です。 好奇心旺盛なのがウリなので趣味はたくさんありますが、ほぼインドア派です。食べ物と読書と可愛いキャラクターには目がありません。ソシャゲはわりとひとりで楽しんでます。 よろしくお願いします。

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