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他の著者のメンタル関連本を読んでいたら出てきて興味が湧いた「ポリヴェーガル理論」について、わかりやすそうな本だったので読んでみた。
まだまだ知らないことがたくさんあるので、深くは理解できなくても、少しでも知識として知っておくことは必要だなと思うことばかりだ。
個人的感想・気づき
・なんちゃら理論と聞くと難しい印象もあるし、たしかに今まで書籍で出版されていたポリヴェーガル理論の本を書店などで確認すると、専門書に近いものばかりだった印象。私もポリヴェーガル理論自体は気になっていたものの、専門的な知識が必要な気がして調べるのが後回しになっていた。この本はそんなポリヴェーガル理論を、心理学を学んでいない人でもわかりやすい言葉に置き換えて説明、解説してくれている。私もポリヴェーガル理論については初心者だったので、「なるほどこんな感じの理論なのだな」と大まかな部分は掴めた気がする。
・緊張もリラックスもどちらも人間にとって必要な状態であることや、生活しているうえで少し緊張している状態や少しリラックスしている状態を目指していくと楽になる、というようなアドバイスがある。緊張もリラックスも生き物にとって大事な要素だが、両方とも過度になりすぎると心身の不調になりやすくなる。その過度な状態を減らしていくことが大切。
・緊張とリラックスの間にある状態はグラデーションになっていて、緊張は赤、リラックスは青、その中間が緑という感じの説明。本を読むともっと細かい内容が書かれているが、わかりやすく説明するとそういう感じになり、赤や青に偏りすぎない心持ちをオススメしている。
・本全体を通して繰り返しの説明が多い。言い回しを変えて、ひとつめの例ではこう、ふたつめの例ではこう、とだいたいの文章の構成が同じで赤と青だけ言い換えているような説明も多い。人によっては先がわかってしまう文章なので、飽きて読み飛ばしてしまうところもあるかもしれない。
・どの感情も悪いものではないし、今感じているその感覚や気持ちを大切にする点で、マインドフルネスなどのメンタル系を整える理論に近いものを感じる理論。全体的にどんな理論でも「自分が今何を感じてどう思っているかを、否定せずにありのまま受け止める」ことの大切さを論じている理論が多いと思う。現代の心理学では、そういう理論が重要視されているようだ。
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