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白田さんを知ったのはたまたま流れてきたXの試し読みでした。今回の本「シロさんは普通になりたい」をご本人が紹介されているポストだったと思います。
Xは何気なく眺めている方も多いと思いますし、私もその時はぼーっと眺めていたのですが、あまりにも心に響く内容の試し読みだったので、すぐに本のほうも購入しようと決意して購入しました。結果、自分にはとても響く内容の本でした。
私の感想文には毎回あまりネタバレを含まないようにしています。読者になる方の感じ方にあまり干渉したくないことと、「この本読んでみたい」と思えるようなワクワク感を持ってもらいたいからです。
今回もそんなネタバレをあまり含まない感想にはしたものの、本音としては大事なキーワードがたくさん出てきたので載せたい気持ちもありました。でもそれは私の心に響いたキーワードであって、他の読者さんには他のキーワードが響くかもしれません。なのでやはり今回もあまりネタバレを含まない感想になりました。
それでも少しでも参考になれば幸いです。少し長めですが、よろしければお付き合いください。
個人的感想・気づき
・「普通になりたい」それは多くの人が望んでいることだと思う。私は昔から「変わっている」と言われ続けてきた人間なので、逆にもう「普通になりたい」なんて思わないと、この本を読み終わるまではずっとそう思って生きてきた。でも違った。シロさんの「普通になりたい」とは少し違う形ではあるものの、私も「普通になりたい」と心のどこかで感じていたのだ。普通にできない自分を隠してなるべく普通を演じていないと、社会では爪弾きにされてしまう。幼い頃はそれでもなんとか数少ない友人と共に楽しくやっていたが、社会に出ると、特に会社なんかで仲間が見つからないでいると、それは悲惨な状況になる。小さい頃は「ちょっと変わってるよね」ですんだ話が、社会に放り出されると「関わらないでおこう」に変わる。結果誰も助けてくれない。それでは自分が困るので、なんとか「普通」を学習し、演じてきた。でも演じているからメンタルがかなりやられる。無理をしているツケが回ってくる。私はそれで前職を辞めた。そこまで思い出して「普通であったらこんなに苦労はしなかったのではないか」と気づき、私も心のどこかで「普通になりたかった」のだろうと気づいたのだ。
・私も今は障害者手帳持ちで障害者雇用を目指している。シロさんはその点でもう働いているので先輩だ。これから仕事をしっかり探していこうと考えている私にとっては、「こんな職場があったり、休職なども使って無理なく働ける場所もあるんだ」と、少し希望が持てた。私も無理なくゆっくりと仕事探しを続けていきたい。
・シロさんが小瓶を自信で埋めたかったように、私は何かわからない小瓶を推しのグッズで満たそうと、買い物に必死になった時期がある。今もまだ少しその症状が収まらず、「買わないと」と必死になってしまうこともある。しかしそれではやはり私の小瓶は空っぽのままだ。本当に私の小瓶を満たせる「好き」を大事にして、少しずつ集めて育てていく方向に変えていきたい。今後の目標だ。
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