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同著者の愛着障害についての本は読むのが3冊目になった。
1冊目で自分自身の愛着の問題と感じられるところがわかってから、2冊目ではそれがどういう形のものなのかを確認し、最後にどう克服していけばいいのかを知りたくなり、本書を手に取った。
私は不安型愛着スタイルと思われるので、それを前提として読み進めた。
個人的感想・気付き
・医学はよく「対症療法」と言われているが、心の問題は対症療法ではやはり限界があるのではないかと、心の問題の難しさを改めて感じる内容だった。同時に幼い頃のことがこんなにも後の人生に影響を与えてしまう可能性は、自分が女性であり子供を産める立場としては、とても怖く感じた。
・愛着についての著者の本を読むのは3冊目だが、毎回ケース事例が豊富に載っているところがわかりやすくていい。「あ、自分はこの人と境遇が似ているな」とか「この人はこんな風に感じて苦しんでいたのか」というのがわかると、自分との比較や別の視点が得られて、自分自身の気持ちの整理にも役立ちそうだ。
・愛着障害を克服するには、やはり両親の関わり方が大きな影響を与えることも書かれていた。私自身は両親に関わってもらうのは難しそうだと感じているので、なんとか自分ひとりで愛着の問題を克服できないかと考えてこの本を手に取ったのだが、それはとても難しそうだという内容も書かれていた。しかし不可能なのではなく、最終的には本人に克服する意志があり、周りの人間環境にも恵まれれば、克服できる可能性もあることがわかったので、私の場合は周りとの人間関係を大切にしながら、愛着障害とも言える自身の問題と向き合っていこうと思う。
・愛着障害を抱えている人でも、誰かの安全基地になることで自身の愛着障害を克服していくことはできるということも、大きな希望になった。このケースは難しいことなのかもしれないが、誰でも「大切な人は大切にしたい」という気持ちがあると思うので、「そのために何が自分に必要なのか」を冷静に考えながら生きていけば、時間はかかるかもしれないが、自分自身の愛着障害を克服していくことも可能なのかもしれない。私はこの可能性にかけてみようと思う。
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