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この本のことを知ったきっかけは、本の中で当事者の例として載っている岩切健一郎さんのポストを見かけたことでした。

私自身、発達障害の診断を受けたのが最近であることから、当事者としてはまだまだ障害についてわからないことが多く、常にSNSや本で学びながら手探りで自分を知り始めたばかりです。

本屋さんで中身を確認し、マンガと文章で非常に読みやすくなっていたので手に取りました。

以下感想です。

個人的感想・気づき

・発達障害当事者として読んだが、とにかくわかりやすくて驚いた。マンガが特にわかりやすく、定型発達の人の世界の見え方と、発達障害の人の世界の見え方の違いが、はっきり理解できた。私自身、自分が発達障害(自閉スペクトラム症)と診断を受けてはいるものの、定型発達の人とどのように違うから自分が苦労しているのか、いまいち感覚が掴めないでいたが、この本の様々な特性を紹介するマンガを読んでいて、「あ、ここは私も小さい頃にこんな感じ方をしていたな」とか「わりと大きくなってから、ここは困ったことがある」など、似たような境遇や感じ方をしている場面がところどころあり、自分の特性を具体的に掴むのにも役立っている

・また、項目ごとにマンガの次に専門家の解説があるのもありがたい。その解説も、難しい言葉が少なく、困りごとに対して当事者と定型発達である人の両方の工夫や、気をつけると良い点などがまとめられており、非常に参考になった

・1冊を通して読んでみると、読者の想定は定型発達の人向けのタイトルに思えるが、内容は当事者も定型発達の人も、どちらにも向けて書かれて(描かれて)いることがわかる。どちらかに偏った意見の本は多いが、この本では「どちらも大切な人間であることに変わりはなく、歩み寄りや理解によって生きやすくなる」というメッセージを伝えているように感じた。

・著者である柏淳先生の言葉がトゲトゲしていなく、誰しもが生きやすい世の中を支持している様子がうかがえる。私自身も、人間には様々な特性があり、それ自体が人間の尊いところでおもしろいだと感じているので、障害という名前が付く付かないが関係の無いところでも様々な人間がいる前提で、様々な人が生きやすい世の中になっていくことを望んでいる発達障害当事者にも、定型発達の人にも、1度は目を通してもらいたい本であった。

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ここまで読んでくださりありがとうございました。

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桜かぴばら

桜とカピバラを愛する豆腐メンタルな存在です。 好奇心旺盛なのがウリなので趣味はたくさんありますが、ほぼインドア派です。食べ物と読書と可愛いキャラクターには目がありません。ソシャゲはわりとひとりで楽しんでます。 よろしくお願いします。

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