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共著形式の本はなぜかあまり読まないことが多いのですが、今回も樺沢先生の作家買いで読んでみました。
感謝すると脳に良いのはわかっています。しかし、なかなか意識して感謝するというのは難しいなと実感する日常なので、少しでも参考にしたくて読みました。
他人に感謝するのはもちろんですが、運や自分にとって不幸だと思うことにまで感謝するのは、とても高次元なことのようにも思えます。
そういう点も踏まえて参考にしたいと思いながら読み進めました。以下感想です。
個人的感想・気づき
・樺沢先生がエビデンス中心の感謝することへの利点を、田代さんが経験ベースの感謝することへの利点を、それぞれでまとめて1冊に収めている本。エビデンス中心のほうが読みやすく納得しやすいのか、経験ベースのほうが読みやすく納得しやすいのかが、個人によって違うと思うので、1冊を通して読むと、自分の好きな本の傾向も掴めると思う。本の主旨とは異なると思うが、どちらの傾向が好きかわかるのは読んだ人の利益にもなると思うので、1度目を通してみてほしい。
・個人的に「当たり前」ではく「感謝する」という行為自体が難しいことだなぁと感じているので、この本を読む前も「自分が感謝脳を手に入れるのは難しそうだな」と思いながら読み進めた。今の世の中は、「当たり前にあること」が昔より増えた気がしているので、その当たり前に感謝できるかは人によって差が出たり、状況によっても違ってくるのではないか、と感じている。他の人の当たり前が自分には手に入っておらず、持っている人を恨むような状況も多いのが現代な気がしている。そんな中で当たり前にも感謝する行為は、なんだか悪いことをして利用する人につけこまれそうで、なんとなく気が進まない気持ちもあったりする。これはあくまでも私の個人的な感覚だが、同じような感覚を持つ人はいないだろうか。
・少しネタバレになるが、本の内容は「感謝には段階があり、その段階が上にいくほど感謝脳に辿り着ける」という内容になっている。親切への感謝、日常への感謝、逆境への感謝というようにステップが進んでいくのだが、このステップアップが個人的にはすごく難しいことのように感じた。今の自分が逆境への感謝を行おうとすると、どうしても心の奥にモヤモヤしたものが生まれて、心からの感謝の気持ちにはなれないのだ。「私にはまだ感謝脳のステップがしっかり踏めていないのだな」と感じたと同時に、心理学を学んでいる者としては、その心から感謝できない自分を否定するほうが、自分のメンタルにとって悪いのも感じているので、まずは自分がどんな風に感じるのか、自分の素直な気持ちを感じとることのほうを大事にして、少しずつ感謝脳のステップアップをしていきたいと感じている。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。