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かなり分厚い本で、最近流行りの「〜大全」系。
載っている項目が、食事・運動・習慣・ストレス・睡眠・感情の6項目なのだが、メンタル関連で学びが多そうだったので購入。
メンタル関連の書籍は、著者による経験が主に書かれているものだったり、エビデンス(科学的根拠)が主だったりと著者によって内容がわかれやすい。
こちらの書籍は全てがエビデンス主体なので、主観に左右されない内容になり参考になった。
個人的感想・気付き
・帯にも「ここまでデータに基づいて書かれた健康習慣本は他にない」と書かれているとおり、ほぼエビデンスに基づいて書かれており、「著者が実践してよかった体験談」みたいな本の内容ではないことが良かった。体験談も参考になることが多いが、人によって向き不向きが極端に分かれてしまう。
・習慣や環境の大切さはなんとなくで考えているものだが、データを基に説明されると納得することが多かった。しかし習慣や環境は変えるのもなかなか難しいので、「変えなければいけないタイミング(引っ越しや職業の変更などの大きな変化)」を使って自分にとって良いように変えていくきっかけにしていくのが良いのだということも知った。
・「この食べ物が良い・悪い」などと一概には言えない難しさを実感した。「疲れに効くからこの栄養素を取ればいい」というような単純な話ではないところが、人間の複雑さやその存在の凄さだと感じる。
・全体を通して読んでみても、日本人は幼い頃からあまり自分の健康を大切にする習慣や考え方を学んでいないし、むしろ逆に自分を粗末に扱うことに慣れてしまう習慣ばかりが教え込まれているように感じた。もっと幼い頃から自分を大切にする感覚を身につけておきたかったと痛感する内容だった。
・私の個人的な体験に基づく話だが、「著者のあとがきで心を動かされる本は、自分にとって良い本である」可能性が高いと感じている。本を執筆するにあたり、苦労したり心を込めているのがわかる本は、それだけの内容がその本に詰まっている。今回の本も「命の大切さ・尊さ」そして「健康であることの奇跡」が詰まっている素敵な本だった。「一家に一冊置いてほしいな」と思う。
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