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本屋で見かけてイラスト入りとカラーで見やすそうだったので、心理学の知識を深めるために購入してみた。
最初の印象通りイラストとカラーで理解しやすい内容になっていたと思う。
個人的感想・気づき
・心理学を大学で学んだ人やこれから学ぶ人にとっては予習や復習になる。第1、2、4章は実際の生活に関係する内容も多く、心理学に詳しくない人でも楽しく心理学を理解する手助けになりそうだが、第3、5、6章は学問としての心理学という印象が強い内容だったので、心理学を学んでいない人には少しわかりづらいかもしれない。しかし大学では主にこちらの学問としての心理学の内容を学ぶことになるので、大学でどんな内容を学ぶのか大まかに知っておきたい人には良い構成になっていると感じた。
・性格は生まれつきか、一生変わらないのか。集団で話し合ったほうが合理的な結論が出せるのか否か。など、生活に密着した内容では楽しく読み進めることができる。本当はこうしたほうがいいと頭では理解できているのに実行に移せない仕組み、たとえばダイエットしたいと思っているのに「ダイエットは明日から！」などと言って、なんだかんだ実行に移せない仕組みなども理解できるようになって面白い。人間は矛盾でできているなぁと思う内容がたくさん出てきて、非常に興味深かった。
・ひとつ読んでいて気になった点は、とにかく誤字脱字が多いことだ。申さんは監修者になっているため誰が本文を書いたのかがわからなかったが、少し目に余る誤字脱字の多さだった。内容は読んでいればできるが、毎回誤字脱字の箇所を見つけるたびに「ん？」となってしまうので、読書のリズムを大切にしている人には気になる箇所になるとは思う。
・本書のおわりに用語と人名の索引が載っているのは非常に助かる。索引があるとないとでは、あとで読み返す時の便利さが違うので、学問が関わっている本に載せてくれるのは大歓迎だと思っている。
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